中学部

2つのフェーズで構成した中学部の段階的な学力養成

クセジュ中学部は教養レベルの学力をつける中1、中2の2年間(phase1)と受験指導に特化した中3の1年間(phase2)に分けられます。  phase1の中1ではクセジュ三本柱の1に添えている背景を深く理解する力をつけることを一番の目標に掲げ、どの教科もルーツをたどるところから入り『今学んでいることの背景にあるものは何か?』を主体的に考え、背景を常に意識する習慣を身に付けます。このような授業は特にクセジュ独自の授業スタイルである理論授業の中で実践しています。同時に学びの対象になる知識や技能を正確に身に付けるために反復的な練習や演習などを取り入れた授業を展開授業として位置付けています。これらをベースに培われた知識や技能を組み合わせてあらゆる問題に対応でいるいわゆる応用力養成を目指しています。「理論授業」と「展開授業」を4つの授業アプローチで行い、より成果が出るような工夫をしています。

また中2は扱う題材のレベルを上げながら三本柱の1、2の精度を上げ、今学習していることが最終的にどこにつながるのかを明確にイメージできるようにします。さらには国語の授業や社会の授業で扱う『答えが1つに決まらない問い』に対して自分の知識や技能を駆使しながら解決する力を養います。その過程の中で“独自の着眼点”や“オリジナルの発想力”が育まれ、最終的な教養力につながります。
扱う題材などかなりハイレベルなものが多いことで『難しすぎるのでは?』という疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、クセジュの講師が教科の枠を超えて連携し、あらゆる角度から分かりやすく子供たち伝え、同時にその背景にも数多く触れるので自然に興味を持って取り組めるようになっているのがクセジュの授業の特徴です。特に国語の授業で扱う『罪と罰』や『范の犯罪』はクセジュの特徴が最も顕著に表れる授業といっても過言ではありません。クセジュの授業は変わっていて楽しいと思うのはまさにこの部分なのです。

クセジュの国語で身につく4つのちから

  • ①論理性
  • ②語彙力
  • ③表現力
  • ④教養

クセジュ国語カリキュラムの一例

中1
時期 単元 テーマ
2月 「星の王子さま」 文芸作品を読む際に必要な「イマジネーション」力をつける
3月 「小僧の神様」 物語と文章の構成を理解する力をつける
春期講習 小説深読み講座「鼻」 ストーリーから作者の「言いたいこと」を引き出す力をつける
4月 日本神話を学ぶ 日本の起源史を神話的エピソードから理解する
5月 異なる文化に目を向ける 日本とは異なる文化と価値観を学ぶ
6月 小説から学ぶ社会 物語を通して政治の仕組みを学ぶ
7月 武士たちの人生を読む 日本人の価値観の変化と継承を学ぶ
夏期前期 ほんとうはおもしろい古文 物語としての古文のおもしろさを発見する
夏期後期 「伊豆の踊子」 「きれいな日本語」とは何かを理解する
9月 科学を生きる 文系と理系の通底を発見する
10月 漱石のロンドン留学記 夏目漱石の文章を読み解ける
11月 夢十夜 ひとりの作者の内面を異なる角度から読み解く
12月 豊かなる詩の世界 詩の存在意義を理解し、様々なタイプの詩に触れる
冬期講習 聖書の世界を学ぶ 西欧社会の常識の土台となる考え方を学ぶ
1月 「高瀬舟」 答えがひとつに定まらない問いを考える方法を学ぶ
2月 正義論 現実をモデル化して論理的に考察する方法を学ぶ
中2
時期 単元 テーマ
3月 日本語 表と裏 日本と西洋の文化を比較して、日本文化の特色を理解する
春期講習 世界の歴史を読む WW2以前の西欧世界の「空気」を知る
過去の事例から現代を考える方法を学ぶ
4月 和歌と漢詩の魅力を味わう 和歌と漢詩の鑑賞を通じて技法と感性を学ぶ
5月 面白くて眠れなくなる遺伝子 科学と倫理について知り、考えを深める
6月 「范の犯罪」 物語上のなぞ解きを通じて、小説の解釈技法を学ぶ
7月 自分の考えを言葉で表す 論理的な文章の構成と発表の仕方を学ぶ
夏期前期 小説深読み講座②「こころ」 明治期日本の時代背景と、近代における価値観の変化を学ぶ
夏期後期 小説深読み講座②「こころ」 明治期日本の時代背景と、近代における価値観の変化を学ぶ
9月 哲学的視点を持つ 西洋哲学の歴史と手法を学ぶ
10月 「陰影礼賛」 日本人の美意識を理解する
11月 罪と罰」① 19世紀欧州の時代背景と思想を理解する
12月 「罪と罰」② 答えがひとつに定まらない問いを考える方法を学ぶ
冬期講習 現代の諸問題 現代の国際社会のルーツを理解する
1月 大学センター入試の評論を読む ハイレベルな評論文のテーマ読解と背景思想を学ぶ
2月 最高峰・東大入試の小説を読む 東大入試問題を小説としてじっくりと味わう

このように単に受験レベルの知識を身に付け、繰り返し演習することによってある程度の入試問題に対応できる力をつけることをはるかに凌駕し、受験は言うまでもなく生涯にわたって武器になる教養力を身に付けることがphase1の最大の目的です。  Phase2では完全に受験に特化した指導になります。ここ数年県立入試の問題の難易度はかなり上がっていて、単なる知識の穴埋めではなく思考力や表現力が問われます。そのため1学期の授業は徹底的に思考力と表現力を鍛える期間に据え、夏休みを皮切りに私立の入試レベルで問われる知識を整理しながら実際に入試問題に数多く触れることで実践力を養っていきます。  phase1の中1、中2では基礎学力を発展させた教養力を、phase2の中3では高校受験を突破するための実践力を養うことがクセジュ中学部の最大の特徴です。