社会で活躍するクセジュの卒業生 -3-

第3回

加藤 忠光さん (エネルギー企業 課長職)

1.まずは自己紹介をお願いします。

 中学、高校生時、クセジュにお世話になりました。大学卒業後にエネルギー企業に入社し、現在は国際部門で業務を行っています。

2.クセジュの思い出を語ってください。

 中学生時に皆で、夜を徹して共に学習するイベントが印象的でした。中学生にとって、徹夜で勉強するのは心身ともかなりの負担がかかります(※2019年現在は実施なし)。しかし、それを皆で乗り越えることで、頑張れる自分を見つけること、私塾にも関わらず仲間の大切さを学んだと思っています。また、高校時には英語の授業中に英作文の課題を行っていた時のことを強く覚えています。私は、直訳する語彙がなく相当の意訳で回答を作成しました。その解答を大変評価していただきました。外国語学習で大切なことは、正しさだけではなく伝えたいことを伝えられることを学びました。お陰様で、現在の私は海外出張で交渉をする機会が大変多いのですが、世界のどこででも難解な語彙を駆使するのではなく、伝えたいことを伝えるという一点で困難な交渉でも難局を乗り越えられています。

3.クセジュで学習したことが社会に出てどう役に立っているのかについてお話しください。

 社会で必要とされることは、不確定な未来を可能な限り現実に落とし込み、選択肢を限定しながら最大の効果を得ることであります。数学で言い換えれば、無限の変数で構成された方程式の変数を、与えられた条件内で一つずつ特定し、最終的に解きやすい平易な問題へと転換することと似ていると思います。無論、正確な答えを導き出すメソッドは必要ですが、そこに至る過程で論理的思考と推論を構築する能力が必要です。クセジュは、答えが出せればいい、という教育をしません。そこに至る思考展開を大事にしているため、柔軟な発想から論理構築ができるようにして頂けたと感じています。

4.クセジュ生さらには未来のクセジュ生に対するメッセージをお願いします。

 クセジュでは、勉強をする、というよりも難解なパズルを皆でワイワイ言いながら解く、というイメージがありました。このプロセスで身に付く能力は、受験はもとより、何よりも大事な生きる糧となります。クセジュを愉しみ、未来に羽ばたくことを祈念いたします。