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[ちなみに!]堀内のおすすめ本

2017.11.17 江戸川台教室ブログ

 こんにちは、江戸川台教室国語科の堀内ちなみです。今回は久しぶりに、おすすめの本を紹介しようかなと思います。何か面白い本がないかな、と探している方がいらっしゃったら、ぜひ参考にしていただければと思います。

『キス・キス』ロアルド・ダール著
イギリスの作家、ロアルド・ダールの作品で、ハヤカワミステリ文庫で翻訳版が出版されています。どんな小説かといいますと……まずは文庫本の裏面の文章を引用してみましょう。

――目の前の世界をがらりと変えてしまう、不思議で魅惑的なお話を読みませんか? 

なんだか心惹かれる誘い文句ですね。この『キス・キス』はそんな「不思議」で「魅惑的」なお話がたくさんつまった短編集です。ただし、お話によってはちょっと不気味で、人によっては背筋がぞくりとするかもしれません。(私はそうとも知らずに読み始めて、タイトルとのギャップにびっくりしました。もっと可愛い話かと思っていたのに……)
『キス・キス』には全部で11作品が収録されていますが、今回はその中から二つほどピックアップしてご紹介します。

「ロイヤルゼリー」
(あらすじ)自分たちの赤ん坊がミルクを飲まず、どんどんやせ細っていく……。医者に診せるもその診断結果は「異常なし」。心労から疲れ切った様子の妻を慰め、自身も息抜きに専門誌を読んでいたアルバートはある秘策を思いつく。そのおかげか、赤ん坊はミルクを飲むようになるが……。
 タイトルと、私の書いたあらすじを読んで「まさか」と思った方は多いかと思います。そうです、アルバートったら、赤ちゃんが飲むミルクに「ロイヤルゼリー」を入れちゃうんです……! 「赤ちゃんにハチミツの仲間を与えるのは絶対まずいよな……」なんて私も読みながら思ったんですが、古い小説だからなのか、そこは小説内で大した問題になっていない様子。それでも、そもそも医学的に異常なしなのに、赤ちゃんはミルクを飲まなかったのか? なんでロイヤルゼリーを入れた途端にミルクを飲むようになったのか? 疑問が浮かんできますよね? 気になった方はぜひ書店で『キス・キス』を手に取ってみてください。このお話、ジャンル分けするのが難しいんですが……、(私はホラーだと思ってます)、テレビ番組の『世にも奇妙な物語』が好きな人はテイストが似ているので気に入るんじゃないかなと思います。描写が(いい意味で)不気味で気持ち悪くて、読み終えたあとに話を飲み込むのに少し時間がかかりました。

「ミセス・ビクスビーと大佐のコート」
(あらすじ)ミセス・ビクスビーは浮気相手の大佐から、高価なミンクのコートをプレゼントされた。喜ぶミセス・ビクスビーだったが、あまりに高価な贈り物であるため夫や周囲の人間に疑念を抱かれるだろうことに気が付いてしまう。「大佐のコート」を間違いなく自分のものとするため、彼女は質屋を使ったトリックを思いつく。
 実はこのお話、「妻に裏切られた夫たちのための物語」だ、ということが最初の方で明示されます。と、いうことは最後まで読まなくともミセス・ビクスビーは「大佐のコート」を手に入れられないだろうことが分かってしまいますね。しかし、この作品の面白いところはその最後にあるんです。最後のシーンで大佐のコートはミス・パルトニーが持っていることが分かります。ミス・パルトニーというのはミスター・ビクスビーの職場の女性ですが、なぜまったく関係ないはずのミス・パルトニーが着ているのか? ぜひ読んで確かめてくださいね。ちなみに、質屋のせいではありませんよ。

 熱が入っていつもより長めになってしまいました。本当はもう一つ「天国への道」もご紹介したかったのですが、残念ながら割愛します。『キス・キス』はホラーから、ミステリー、ニヤリと笑える話まで、いろんなテイストの話が詰まっています。今回のブログを読んで、少しでも気になってくれた人がいればうれしいです。

ちなみに、「ちなみに」って言葉を自分で使うとき相手にダジャレだと思われてないかなと心配になる時があります。あ、ブログの昔のタイトルは完全にダジャレです。

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