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[新松戸photolog]国はどのようにはじまったのか?

2017.06.27 新松戸教室ブログ

こんにちは、新松戸の国・社担当 濱中です。

突然ですが、これは先日行われた「食」をテーマとする小学部個性発掘プログラム、その集合時の写真です。

チラッ

いい笑顔ですね!

さてさて、はやくもちょっとしたシリーズのようになってきました。
前回から続いて、今回は「国とは何なのか?」というお話です。

国のはじまりとは、「文明」のはじまりとも言えるでしょう。
かなりまとまった、現代に近い形での文明のはじまりは約5000年前のメソポタミア文明にあるとされます。
下の写真は3月の中1社会授業で扱った、メソポタミア文明の解説プリントです。
少しこちらをごらんください。

中心にあるのは、私が描いたメソポタミア文明の遺跡地図。
特定のどこかの遺跡というわけではないのですが、幾つかの遺跡をもとにわかりやすい形で私がまとめたものです。
授業ではこの絵を見ながらメソポタミア文明の特徴を発見するという「紙上遺跡発掘ミッション」を行いました。
ではどんなところに注目できるかというと、まず目を引くのが都市中心の広場を囲むようにある王宮、塔、神殿ですね。
塔はジッグラトと呼ばれ、聖書にある「バベルの塔」のモデルになったとも言われます。これもまた神殿の一種です。
ここから、王(権力)と宗教(神)の存在が確認できますね。
さらに、神殿の広場から発見された石版は法律文書、法典でした。
ここから王が支配する仕組み=法は宗教とつながっていることが明らかになります。

視点を移してみると、都市を囲む城壁が印象的ですね。ここから争いの存在が予想されます。
では、この城壁は何を守ろうとしていたのでしょうか。
さらに外を見てみると、農地が広がっています。すでに農耕が始まっていたのです。
川から水を引く水路も多く造られていて、高い技術力や集団作業の能力もあったと考えられますね。

これらをまとめてみると、次のような流れが予想されます。
まず農耕の始まりによって人々は定住し、富(食料)を貯めておくようになった。これが都市です。
富食料が充分に生産できるようになると、全員が食料生産に関わる必要は無くなります。
他の都市や集落との交流から商業や工業が現れていきます。
他の集団から食料を守るための城壁や武器、武器をつくる人間、そして戦士も必要です。
そうしてくると、一旦収穫した食料を人々に分配する役割が必要です。また、力を合わせた工事のときにはその指揮をとる人間も必要です。
こうした役割が後に、王という存在になっていきました。
しかし、どうやって人々に言うことを聞かせるのでしょう。
少人数であれば信頼関係で済みますが、集団が大きくなっていくとそうもいきません。
そこで登場するのが宗教です。
王は神との結びつきを強調することで、人々に対して自分の正しさを示したのです。
こうして人々が階層化と分業化を進めたことで、今あるような「国」が生まれました。

実はこの流れ、日本も同じなのですね。
ちょうど中1社会では弥生時代から古墳時代、飛鳥時代への変化を学んでいます。
そこでも、農耕の始まりによって集落が大きくなり、強い族長が現れ、古墳が造られるようになっていきました。
邪馬台国の卑弥呼が占いを使って政治をしたというのも、同じ王と神の結びつきです。
このようにメソポタミアでも日本でも同じような歴史が繰り返しているとわかると、歴史の法則性が見えてくるような気がしますね。

この、支配者の権力には必ずその「正しさの根拠」が必要とされるというのはかなり大事なポイントです。
後にはヨーロッパでも「王の権限は神によって与えられたもの。だから、王に逆らうことは神に逆らうことなのだ」という『王権神授説』が唱えられ、それが世の常識でした。
ではどうして現代には「王国」や「王様」は少ないのでしょうか?
それはまた次回紹介したいと思います。

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